札幌から留萌への移動手段としては、北海道中央バスと沿岸バスがあります。それぞれの所要時間や料金を比較してみました。
・各時刻は2023年4月11日時点のものです。可能な限り最新の情報に更新していきますが、利用前には公式サイトなどで時刻を確かめてみることをおすすめします。
・臨時便などについては記載していないので、公式サイトをご覧ください。
・JRについては、留萌本線廃止にともない利便性が大幅に低下したため記載していません。
2022年10月11日からは「全国旅行支援」(北海道は「HOKKAIDO LOVE!割」)が始まっています。こちらもぜひ利用してみてください。
始めに全ての手段を比較
札幌~留萌の移動手段としては、高速バスが3種類(高速るもい号、特急はぼろ号、特急ましけ号)あります。まずは表で料金や本数などを比較してみます。
※表中の青字をタップすると詳細を説明している地点に飛びます。
簡単にまとめると、最も安いのは沿岸バス「特急はぼろ号」「特急ましけ号」、速さはあまり違いなし、最も本数が多いのは北海道中央バス「高速るもい号」となりました。また、始発が最も早く、最終が最も遅いのは、北海道中央バス「高速るもい号」でした。
ただし、「特急はぼろ号」はバス停が留萌の中心地から離れており乗り換えが必要など、様々な特徴があります。次にそれぞれの詳細を見ていきましょう。
北海道中央バス「高速るもい号」
高速るもい号は、北海道中央バスが運行している、札幌駅前ターミナルと留萌ターミナルを結ぶ路線です。その中でも直行便、深川経由便、滝川経由便に分かれており時間が少し違いますが、札幌~留萌間を移動するならどれを利用してもOKです。
運賃
札幌~留萌
片道:2,650円
往復:4,940円
4枚綴り回数券:9,300円(1枚当たり2,325円)
所要時間
札幌駅前ターミナル⇄留萌ターミナル
直行便:2時間19分
深川経由便:約2時間40分
滝川経由便:約2時間50分
※冬期間は上記+20分ほど余分に時間がかかります。
直行便は留萌→札幌の朝の便1便のみの設定です。深川経由便と滝川経由便はあまり時間の差はなく、2時間40分~2時間50分程度となっています。
運行本数
1日7往復
内訳は、
札幌→留萌:深川経由便4本
滝川経由便3本
留萌→札幌:直行便1本
深川経由便3本
滝川経由便3本
です。
時刻表
札幌→留萌
経由 | 滝川 | 深川 | 深川 | 滝川 | 深川 | 滝川 | 深川 |
札幌駅前ターミナル | 7:20 | 9:15 | 11:15 | 12:35 | 14:15 | 15:35 | 18:15 |
留萌ターミナル | 10:10 | 11:54 | 13:54 | 15:25 | 16:54 | 18:25 | 20:54 |
留萌→札幌
経由 | 直行 | 深川 | 滝川 | 深川 | 滝川 | 深川 | 滝川 |
留萌ターミナル | 6:30 | 8:00 | 12:20 | 14:00 | 16:00 | 17:40 | 18:50 |
札幌駅前ターミナル | 8:49 | 10:39 | 15:14 | 16:39 | 18:54 | 20:19 | 21:44 |
その他
・予約不要
事前の予約は不要です。当日チケット売り場で購入か、乗車券を購入せずに降車時に支払うことも可能です。
・ICカード利用可
Suica、SAPICAなどのICカードの利用が可能です。
・無料Wi-Fiあり
高速るもい号の乗車記はこちら
高速るもい号の公式サイトはこちら
沿岸バス「特急はぼろ号・ましけ号」
特急はぼろ号・ましけ号は、沿岸バスが運行しています。はぼろ号は札幌~留萌間で高速道路を経由し、その先日本海沿いに羽幌を経由して道北の豊富まで行きます。ましけ号は札幌から一般道を通り、日本海に沿って増毛を経由して留萌まで運行しています。
特急はぼろ号
運賃
札幌~元川町
片道:2,410円
往復:4,490円
4枚綴り回数券:8,480円(1枚当たり2,120円)
特急はぼろ号は留萌の中心部を通らず、中心部から1.5㎞ほど離れた元川町というバス停で降りる必要があります。
元川町で30分ほど待てば中心部方面のバスに乗り継げるようですが、1.5㎞程度なら歩いたほうが早そうです。
所要時間
札幌駅前ターミナル~元川町:約2時間15分
元川町~留萌中心部:徒歩約20分
札幌~留萌 計2時間35分程度
運行本数
1日4往復
時刻表
札幌→留萌
札幌駅前ターミナル | 8:00 | 13:00 | 15:00 | 18:00 |
元川町 | 10:14 | 15:14 | 17:14 | 20:14 |
留萌→札幌
元川町 | 8:30 | 10:50 | 13:30 | 18:00 |
札幌駅前ターミナル | 10:45 | 13:05 | 15:45 | 20:15 |
その他
・予約が必要
事前に電話や窓口で予約が必要です。購入は、窓口やバス車内で可能なようです。
予約方法など詳しくは公式サイトへ
・無料Wi-Fiあり(繁忙期はない場合がある)
・途中砂川SAで休憩あり
特急はぼろ号の公式サイトはこちら
特急ましけ号
運賃
札幌~留萌駅前
片道:2,410円
往復:4,490円
4枚綴り回数券:8,480円(1枚当たり2,120円)
運賃は特急はぼろ号と同じです。また、ましけ号ははぼろ号と違い、留萌駅前まで行きます。
所要時間
札幌駅前ターミナル→留萌駅前:2時間46分
留萌駅前→札幌駅前ターミナル:2時間57分
運行本数
1日1往復(1月1日を除く月・水・金曜日及びGW、お盆、年末年始などの繁忙期のみ運行)
利用者減少に伴い、特急ましけ号は月水金曜日及び繁忙期のみの運行となっているようです。
時刻表
札幌→留萌
札幌駅前ターミナル | 16:10 |
留萌駅前 | 18:56 |
留萌→札幌
留萌駅前 | 7:18 |
札幌駅前ターミナル | 10:15 |
その他
・予約は不要
特急はぼろ号と違い、予約は不要です。
・無料Wi-Fiあり(繁忙期はない場合がある)
特急ましけ号の公式サイトはこちら
まとめ 全てを比較
最後にもう一度、北海道中央バスの「高速るもい号」、沿岸バスの「特急はぼろ号」「特急ましけ号」を比較してみます。
片道料金 | 往復料金 | 所要時間 | 本数 | 予約 | 始発 | 最終 | ||
高速るもい号 | 2,650円 | 4,940円 | 約2時間19分~2時間50分(冬期間は+20分) | 7往復 | 不要 | 札幌7:20→留萌10:10 留萌6:30→札幌8:49 | 札幌18:15→留萌20:54 留萌18:50→札幌21:44 | |
特急はぼろ号 | 2,410円 | 4,490円 | 約2時間35分(元川町~留萌駅間の徒歩20分を含む) | 4往復 | 必要 | 札幌8:00→元川町10:14 元川町8:30→札幌10:45 | 札幌18:00→元川町20:14 元川町18:00→札幌20:15 | |
特急ましけ号 | 2,410円 | 4,490円 | 約2時間50分 | 1往復(運行日限定) | 不要 | 留萌7:18→札幌10:15 | 札幌16:10→留萌18:56 |
まとめると、最も安いのは沿岸バス「特急はぼろ号」「特急ましけ号」、始発が最も早く、最終が最も遅いのは北海道中央バス「高速るもい号」でした。また、所要時間はあまり変わりませんでした。
あまり大きな違いはないので、総合的には本数が多く予約も不要の北海道中央バス「高速るもい号」が最も利用しやすいと思われます。
それぞれの目的に合わせて利用してみてください。
2022年10月11日からは「全国旅行支援」(北海道は「HOKKAIDO LOVE!割」)が始まっています。こちらもぜひ利用してみてください。
高速るもい号の乗車記はこちら
それぞれの公式サイトはこちら
読んでくださってありがとうございました!
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