札幌から留萌への移動手段としては、バスとJRがあります。それぞれの所要時間や料金を比較してみました。
各時刻は2022年10月11日時点のものです。可能な限り最新の情報に更新していきますが、利用前には公式サイトなどで時刻を確かめてみることをおすすめします。
なお、臨時便などについては記載していないので、公式サイトをご覧ください。
2022年10月11日からは「全国旅行支援」(北海道は「HOKKAIDO LOVE!割」)が始まっています。こちらもぜひ利用してみてください。
始めに全ての手段を比較
札幌~留萌の移動手段としては、高速バスが3種類(高速るもい号、特急はぼろ号、特急ましけ号)とJRがあります。まずは表で料金や本数などを比較してみます。
※表中の青字をタップすると詳細を説明している地点に飛びます。
片道料金 | 往復料金 | 所要時間 | 本数 | 始発 | 最終 | ||
高速るもい号 | 2,650円 | 4,940円 | 約2時間19分~2時間50分(冬期間は+20分) | 7往復 | 札幌7:20→留萌10:10 留萌6:30→札幌8:49 | 札幌18:15→留萌20:54 留萌18:50→札幌21:44 | |
特急はぼろ号 | 2,410円 | 4,490円 | 約2時間35分 | 4往復 | 札幌8:00→元川町10:14 元川町8:30→札幌10:45 | 札幌18:00→元川町20:14 元川町18:00→札幌20:15 | |
特急ましけ号 | 2,410円 | 4,490円 | 約2時間50分 | 1往復(運行日限定) | 留萌7:18→札幌10:15 | 札幌16:10→留萌18:56 | |
JR | 5,460円 | 5,750円 | 約2時間~2時間半 | 6~7本 | 札幌6:35→留萌8:55 留萌5:49→札幌8:26 | 札幌19:00→留萌21:11 留萌20:20→札幌22:53 |
簡単にまとめると、最も安いのは沿岸バス「特急はぼろ号」「特急ましけ号」、最も速いのはJR、最も本数が多いのは北海道中央バス「高速るもい号」となりました。また、始発が最も早く、最終が最も遅いのは、JRでした。
ただし、「特急はぼろ号」はバス停が留萌の中心地から離れている、JRは乗り換えが必要など様々な特徴があります。次にそれぞれの詳細を見ていきましょう。
バス
まずはバスから見ていきます。
札幌~留萌で使えるバスは2種類。北海道中央バスが運行する「高速るもい号」と、沿岸バスが運行する「特急はぼろ号・ましけ号」です。
北海道中央バス「高速るもい号」
高速るもい号は、北海道中央バスが運行している、札幌駅前ターミナルと留萌ターミナルを結ぶ路線です。その中でも直行便、深川経由便、滝川経由便に分かれており時間が少し違いますが、札幌~留萌間を移動するならどれを利用してもOKです。
運賃
札幌~留萌
片道:2,650円
往復:4,940円
4枚綴り回数券:9,300円(1枚当たり2,325円)
所要時間
札幌駅前ターミナル⇄留萌ターミナル
直行便:2時間19分
深川経由便:約2時間40分
滝川経由便:約2時間50分
※冬期間は上記+20分ほど余分に時間がかかります。
直行便は留萌→札幌の朝の便1便のみの設定です。深川経由便と滝川経由便はあまり時間の差はなく、2時間40分~2時間50分程度となっています。
運行本数
1日7往復
内訳は、
札幌→留萌:深川経由便4本
滝川経由便3本
留萌→札幌:直行便1本
深川経由便3本
滝川経由便3本
です。
時刻表
札幌→留萌
経由 | 滝川 | 深川 | 深川 | 滝川 | 深川 | 滝川 | 深川 |
札幌駅前ターミナル | 7:20 | 9:15 | 11:15 | 12:35 | 14:15 | 15:35 | 18:15 |
留萌ターミナル | 10:10 | 11:54 | 13:54 | 15:25 | 16:54 | 18:25 | 20:54 |
留萌→札幌
経由 | 直行 | 深川 | 滝川 | 深川 | 滝川 | 深川 | 滝川 |
留萌ターミナル | 6:30 | 8:00 | 12:20 | 14:00 | 16:00 | 17:40 | 18:50 |
札幌駅前ターミナル | 8:49 | 10:39 | 15:14 | 16:39 | 18:54 | 20:19 | 21:44 |
その他
・予約不要
事前の予約は不要です。当日チケット売り場で購入か、乗車券を購入せずに降車時に支払うことも可能です。
・ICカード利用可
Suica、SAPICAなどのICカードの利用が可能です。
・無料Wi-Fiあり
高速るもい号の乗車記はこちら
高速るもい号の公式サイトはこちら
沿岸バス「特急はぼろ号・ましけ号」
特急はぼろ号・ましけ号は、沿岸バスが運行しています。はぼろ号は札幌~留萌間で高速道路を経由し、その先日本海沿いに羽幌を経由して道北の豊富まで行きます。ましけ号は札幌から一般道を通り、日本海に沿って増毛を経由して留萌まで運行しています。
特急はぼろ号
運賃
札幌~元川町
片道:2,410円
往復:4,490円
4枚綴り回数券:8,480円(1枚当たり2,120円)
特急はぼろ号は留萌の中心部を通らず、中心部から1.5㎞ほど離れた元川町というバス停で降りる必要があります。
元川町で30分ほど待てば中心部方面のバスに乗り継げるようですが、1.5㎞程度なら歩いたほうが早そうです。
所要時間
札幌駅前ターミナル~元川町:約2時間15分
元川町~留萌中心部:徒歩約20分
札幌~留萌 計2時間35分程度
運行本数
1日4往復
時刻表
札幌→留萌
札幌駅前ターミナル | 8:00 | 13:00 | 15:00 | 18:00 |
元川町 | 10:14 | 15:14 | 17:14 | 20:14 |
留萌→札幌
元川町 | 8:30 | 10:50 | 13:30 | 18:00 |
札幌駅前ターミナル | 10:45 | 13:05 | 15:45 | 20:15 |
その他
・予約が必要
事前に電話や窓口で予約が必要です。購入は、窓口やバス車内で可能なようです。
予約方法など詳しくは公式サイトへ
・無料Wi-Fiあり(繁忙期はない場合がある)
・途中砂川SAで休憩あり
特急はぼろ号の公式サイトはこちら
特急ましけ号
運賃
札幌~留萌駅前
片道:2,410円
往復:4,490円
4枚綴り回数券:8,480円(1枚当たり2,120円)
運賃は特急はぼろ号と同じです。また、ましけ号ははぼろ号と違い、留萌駅前まで行きます。
所要時間
札幌駅前ターミナル→留萌駅前:2時間46分
留萌駅前→札幌駅前ターミナル:2時間57分
運行本数
1日1往復(1月1日を除く月・水・金曜日及び4月29日~5月5日、8月11日~16日、12月29日~31日、1月2日~5日のみ運行)
利用者減少に伴い、特急ましけ号は月水金曜日及び繁忙期のみの運行となっているようです。
時刻表
札幌→留萌
札幌駅前ターミナル | 16:10 |
留萌駅前 | 18:56 |
留萌→札幌
留萌駅前 | 7:18 |
札幌駅前ターミナル | 10:15 |
その他
・予約は不要
特急はぼろ号と違い、予約は不要です。
・無料Wi-Fiあり(繁忙期はない場合がある)
特急ましけ号の公式サイトはこちら
JR
JRを使う場合は、
札幌~深川:特急列車
深川~留萌:普通列車
という組み合わせが基本になります。
特急を使わず普通列車だけで行くという手もありますが、バスより値段が高く、時間もかかるのでここでは省略します。
運賃(自由席利用)
札幌駅~留萌駅
片道:5,460円
往復:5,750円(Sきっぷ利用)
片道はバスと比べてかなり高いです。しかし、SきっぷというJR北海道のお得なきっぷを使えば、片道の値段とほぼ同じ値段で往復することができます。
Sきっぷは簡単に言うと往復乗車券のようなもので、駅のみどりの窓口や指定席券売機で購入できます。
Sきっぷについて詳しくは公式サイトへ。
所要時間
2時間~2時間半程度
札幌~深川が特急列車で1時間、深川~留萌が普通列車で1時間、そこに乗り換え時間が加わる、という感じです。深川での乗り換えは短時間で済むようになっていますが、20分ほど時間が空いてしまう時もあるようです。
運行本数
6~7本
札幌~深川間の特急列車は本数が多いですが、深川~留萌間の普通列車の本数が少なくなっており、上記の本数しかありません。
ちなみに深川~留萌間については今後廃止になる可能性も高いので、そのときはバス一択になってしまいそうです。
時刻表
札幌→留萌
札幌 | 6:35 | 10:00 | 12:00 | 14:30 | 17:00 | 19:00 |
深川(着) | 7:40 | 11:05 | 13:05 | 15:35 | 18:05 | 20:05 |
深川(発) | 7:59 | 11:10 | 13:28 | 16:08 | 18:09 | 20:13 |
留萌 | 8:55 | 12:07 | 14:25 | 17:07 | 19:09 | 21:11 |
留萌→札幌
留萌 | 5:49 | 6:47 | 9:04 | 12:18 | 16:17 | 18:19 | 20:20 |
深川(着) | 6:44 | 7:49 | 10:00 | 13:13 | 17:15 | 19:15 | 21:16 |
深川(発) | 7:04 | 8:14 | 10:07 | 13:19 | 17:19 | 19:19 | 21:37 |
札幌 | 8:26 | 9:20 | 11:19 | 14:25 | 18:25 | 20:25 | 22:53 |
まとめ 全てを比較
最後にもう一度、北海道中央バスの「高速るもい号」、沿岸バスの「特急はぼろ号」「特急ましけ号」、JRを比較してみます。
片道料金 | 往復料金 | 所要時間 | 本数 | 始発 | 最終 | ||
高速るもい号 | 2,650円 | 4,940円 | 約2時間19分~2時間50分(冬期間は+20分) | 7往復 | 札幌7:20→留萌10:10 留萌6:30→札幌8:49 | 札幌18:15→留萌20:54 留萌18:50→札幌21:44 | |
特急はぼろ号 | 2,410円 | 4,490円 | 約2時間35分 | 4往復 | 札幌8:00→元川町10:14 元川町8:30→札幌10:45 | 札幌18:00→元川町20:14 元川町18:00→札幌20:15 | |
特急ましけ号 | 2,410円 | 4,490円 | 約2時間50分 | 1往復(運行日限定) | 留萌7:18→札幌10:15 | 札幌16:10→留萌18:56 | |
JR | 5,460円 | 5,750円 | 約2時間~2時間半 | 6~7本 | 札幌6:35→留萌8:55 留萌5:49→札幌8:26 | 札幌19:00→留萌21:11 留萌20:20→札幌22:53 |
まとめると、最も安いのは沿岸バス「特急はぼろ号」「特急ましけ号」、最も速いのはJRとなりました。また、始発が最も早く、最終が最も遅いのも、JRでした。
ということで、安く移動したい場合は沿岸バス「特急はぼろ号」「特急ましけ号」を、とにかく早く移動したい場合、できるだけ滞在時間を長くしたい場合はJRを利用するのがよさそうです。
ただし、特急はぼろ号ではバス停から中心部まで歩く必要がある、JRは値段が高いなどデメリットはあるので、総合的には本数が多く値段も安めの北海道中央バス「高速るもい号」が最も利用しやすいかもしれません。
それぞれの目的に合わせて利用してみてください。
2022年10月11日からは「全国旅行支援」(北海道は「HOKKAIDO LOVE!割」)が始まっています。こちらもぜひ利用してみてください。
高速るもい号の乗車記はこちら
それぞれの公式サイトはこちら
読んでくださってありがとうございました!
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