「函館」と聞くと多くの人が思い浮かべるであろう、函館山からの夜景。
神戸、長崎とともに日本三大夜景の一つに数えられており、ミシュランの旅行ガイドでも三つ星スポットとして掲載されているそうです。
そんな美しい夜景を楽しむことができる函館山ですが、観光シーズンにはかなり混雑し、ゆったりと夜景観賞を楽しむことができない、というようなことも。
そこでこの記事では、函館山に登って夜景を見る際に、比較的人が少ないおすすめの穴場スポット「漁火(いさりび)公園」について紹介します。
漁火公園とは?
漁火公園は、函館山の山頂エリアにあります。
地図で見るとこのような感じ。
夜景を楽しめる場所としては大きく「屋上展望台(展望ラウンジ)」「山頂広場」「漁火公園」の3か所がありますが、おそらく最も有名なのは中央にある「屋上展望台」からの景色で、ほとんどの人がここを目指すはず。
屋上展望台からの景色はこのような感じです。
ガイドブックにも載っているような、美しい夜景が楽しめます。
が、屋上展望台は12月の平日でもご覧のような状況。しかもコロナ禍です。
観光シーズンやコロナ禍が明けた後などはかなりの混雑になることが予想できますよね…とてもゆっくりと夜景観賞を楽しむ、という感じではないかもしれません。
そこで漁火公園はと言うと、
このような感じで、誰もいません(同じ日です)。
15分くらい滞在しましたが、来たのは昔函館に住んでいたというお二人だけ。実は函館山ロープウェイの公式サイトでも紹介されているのですが(こちら)、知名度は低いようで完全に穴場になっているようです(2021年12月の状況)。
ゆっくりと夜景を楽しむにはうってつけの場所だと思います。
肝心の景色はというと、
屋上展望台とほとんど同じような、美しい景色が楽しめます。
ロープウェイメインの写真が撮れるのもおすすめポイントです。
各場所からの夜景を比較
先にも少し紹介しましたが、改めて屋上展望台・山頂広場・漁火公園からの夜景を比較してみます。
屋上展望台からの夜景
屋上展望台からの夜景。
「函館の夜景」といえばこれだよね、というような美しい景色が楽しめます。
山頂広場からの夜景
山頂広場からの夜景はこのような感じ。
ここはどちらかというと景色ではなく「函館山」という看板を撮るという感じかもしれません。
漁火公園からの夜景
そして漁火公園からの夜景です。
屋上展望台よりはやや下側にあるので、夜景が少し近く見えます。
ロープウェイのロープが少し邪魔ではありますが、屋上展望台からの景色と遜色ないのではないでしょうか。
ロープだけなら邪魔に感じても、ロープウェイが入ればいいアクセントになります。
屋上展望台からはロープウェイは右下にちらっと見えるだけなので、ロープウェイがメインの写真を撮りたい場合にもおすすめです。
漁火公園への行き方
最後に、漁火公園への行き方を紹介します。
まず大前提ですが、漁火公園は函館山の山頂広場にあるので、ロープウェイや登山バスなどで山頂まで登る必要があります。
ここでは、山頂に着いた後の行き方について紹介します。
ロープウェイで登った場合
ロープウェイで登った場合は、山頂駅で降りてすぐ左に曲がれば到着します。
少々分かりにくくて恐縮ですが、左手がロープウェイ降り場です。
ロープウェイを降りるとほとんどの人はここを右(写真だと手前)に曲がるのですが、ここで左に曲がり、ドアを開けるとそこが漁火公園です。
バス・車で登った場合
登山バスや車で来た場合は、先に一度、屋上展望台に登ってしまうのがおすすめです。
屋上展望台から建物の中に入り、ロープウェイ乗り場を目指します。
建物の中に入り階段を下りていくと「漁火公園」という看板が見つかるはずなので、それに従って進みます。
ロープウェイ乗り場のところまで来たら、標識に沿って右側の通路を進みます。
左側はロープウェイ乗り場になるので、右側の通路を進みましょう。
ちなみにこの右側の通路はロープウェイを降りてきた人が通る通路になっており、逆走する形になってしまうので、ロープウェイ到着時などは少し待った方が良いと思います。
通路を進むと突き当りに自動ドアがあり、そこを出ると漁火公園です。
もしも分かりにくかったら、ロープウェイ乗り場の係の方に聞くと丁寧に教えてくださると思います。
徒歩で登った場合
実は函館山は歩いて登ることもでき、歩いて登ってくるとまずはこの漁火公園に到着します。
詳しくは以下の記事へどうぞ。
まとめ
以上、函館山の穴場スポット「漁火公園」について紹介してきました。
漁火公園の魅力などについて簡単にまとめると、
- 屋上展望台に比べて人が少ない
- にもかかわらず、屋上展望台と遜色ない景色が楽しめる
- ロープウェイがメインの写真を撮ることができる
といった感じで、かなりおすすめのスポットです。
もちろん屋上展望台からの景色もものすごくきれいなので、個人的にはまず屋上展望台に行って「これぞ函館の夜景!」というのを味わった後に漁火公園にも足を伸ばしてみる、というのがおすすめです。
穴場的存在の漁火公園もうまく活用して、函館の夜景を満喫してください!
函館山山頂へのアクセス方法の一つ、函館山登山バスについてはこちらの記事でまとめています。
函館市内観光には「市電・函館バス共通乗車券」がおすすめです。
読んでくださってありがとうございました!