福井県にある国指定名勝、東尋坊。
約1kmにわたる断崖絶壁と日本海が織りなす絶景で有名な観光地ですが、その環境ゆえの背景もあり、夜間は幽霊が出るなどの噂も多く存在します。
そんな東尋坊を深夜に訪れてみた記録です。真っ暗で静かな、昼間とは違った独特の雰囲気を味わうことができました。ただ怖すぎて断崖の近くまでは行けていませんのでご了承ください。そこまででも十分満足できる怖さです。
なお、行った理由は色々ありますが、私にとって東尋坊は人生の転機になった場所であり、仕事を辞めたタイミングでもう一度行きたかったというのが最大の理由です。
行程・ルート
当日の大まかな行程とルートは以下の通りです。
福井駅(23:23発)
| えちぜん鉄道三国芦原線
三国港駅(0:10着)
| 徒歩2.5km
東尋坊(1:00頃着・1:20頃発)
| 徒歩12km
芦原温泉駅(4:00頃着)
日中はJR芦原温泉駅やえちぜん鉄道の駅から東尋坊までバスが出ていますが、18時ごろの便が最終です。そのため、福井駅からえちぜん鉄道に乗車し、終点三国港駅から2kmほど歩いて東尋坊へ。その後、約11km離れたJRの芦原温泉駅まで歩くというルートを取りました。
東尋坊周辺は何もないので、もし行く場合は車で行く、数軒ある宿に泊まる、キャンプ場を利用するなどの手段を取ったほうが良いと思います。
終電で三国港駅へ
23時前の福井駅からスタートです。

福井駅名物の恐竜も不気味に感じる時間帯。
東尋坊の最寄り駅はえちぜん鉄道の三国港駅。ということで、えちぜん鉄道の福井駅へ。

地方鉄道とは思えない綺麗な駅です。
切符を買おうとすると、なんとICカードリーダーが。2024年10月から使えるようになったそうです。有人駅では改札で、無人駅では車内の機械にタッチするとのこと。
改札を抜け、23時23分発、三国港行きの最終列車に乗車します。

乗客は多く、立ち客もいるほど。少しずつ減っていきましたが、終着まで乗り通した人が3名。ちょっと想定外の賑わいでした。
三国港駅から徒歩で東尋坊へ
列車に揺られること50分弱、日付の変わった0時10分に三国港駅に到着。

立派な駅舎です。
運転士さんが乗務後の作業を行っていたため、早々と駅をあとにします。

終点方には2両ほど車両が留置されていました。
ここから東尋坊までは2.8km、40分ほどの道のり。内陸を行くと近いようですが、せっかくなので上のマップの通り海沿いを行きます。

駅前のこの道を道なりに行けば到着します。

駅前の様子。

このあたりは海も穏やかです。
途中までは明かりも多く、

三国サンセットビーチではキャンプしている方もおられました。

民宿などもあり、普通の小さな港町という感じ。
が、ここを抜けて上り坂に差し掛かると様子ががらっと変わります。

街灯も減り、真っ暗で普通に怖いです。

かろうじてガードレールの反射板が写る程度。

後ろを振り返るとおそらく三国エリアの工場地帯?の明かりは見えるものの

前はご覧の暗さ。この時点ですでにだいぶビビっています。
駅から歩くこと30分、遊歩道の入り口に到着。

こちらの遊歩道も東尋坊につながっていますが、さすがに歩く勇気はありませんでした。記事にするなら歩けやという感じですが…

そばには公衆トイレ。深夜でも普通に利用できました。

なんとキャンプ場もありましたが…この雰囲気でキャンプは正直やりたくないです。

ずっと片側1車線の道路ですが、交通量は少なめ。

先ほどの公衆トイレを過ぎると案内看板も増えだします。

ただし道は暗くてとても怖いです。
東尋坊に到着
歩き始めて40分ほど、午前1時頃に東尋坊の入り口に到着。


もはや「歓迎」の文字も不気味に感じます。

ゲートを進んで少し行ったところにあった公衆電話。

悩みを抱えてたどり着いた方向けのメッセージや電話代がありました。
ここからはお土産屋さんなどが並ぶ通りです。

何もない道中とは違った怖さがあります。

不気味にそびえ立つ東尋坊タワー。

日中は観光客で賑わう観光地だとは想像もつきません。

商店街を抜けました。

目の前には日本海と断崖絶壁…

のはずなんですが何も見えません。街灯もなく真っ暗です。

フラッシュを焚いてかろうじて足元が写る程度。

想像以上に真っ暗でこれ以上行くのはやめておきました。断崖絶壁の上に立って海を見下ろして、遊歩道を歩いて…などと思っていたのですがそんなことができる雰囲気ではありません。
もし行く場合はライト必須、複数人で訪れることをおすすめします。冗談抜きで誤って転落しかねません。

もはや何が写っているのかもよく分かりません。私のスマホ、夜写真を撮ってもかなり明るく写るのですがあまりの暗さに何も写らず。
唯一、この暗さなので星はとてもきれいでした。

ということで引き返します。

怖いのでこんなところに銅像立てないでほしい笑

古さを感じさせる字体。こういった看板にしても東尋坊タワーにしても、少し古い感じがするのが怖さを増幅させている気がします。
夜の東尋坊まとめ
ということで夜の東尋坊訪問は終了です。
この先JR芦原温泉駅までの道のりも記録に残しますが、とりあえず東尋坊に関してまとめておきます。

とにかく暗いので注意が必要です。ライトは必須、断崖の近くまで行くなら複数人で行ったほうがいいです。というか、そもそも複数人で行くことをおすすめします(いや夜は行かないべきですね)。
道中も非常に怖いです。この地が持つ背景がその怖さを増幅させ、独特の雰囲気を醸し出しています。行くなら車が良いでしょう(駐車場が開いていたかは忘れましたが、最悪入口付近に止めていても文句は言われなさそうな雰囲気でした)。
ただ星は本当にきれいだったので、それを見に行く価値はあるかもしれません。でもそれならほかの場所でも良いのでは、とは思います。
ちなみに他に人はいませんでしたが、派手な色の車が1台通りかかってクラクションを鳴らされました。何か勘違いされていたかもしれません。

昼間に行ったほうが間違いなく楽しめますが、独特の雰囲気を味わってみたい方は足元に細心の注意を払ってどうぞ。もちろんおすすめはしません。
JR芦原温泉駅へ
さて、深夜1時の東尋坊では何もすることがないのでJR芦原温泉駅まで歩きます。歩いて3時間ほど、ゆっくり歩けば着いた頃には夜が明けるかなといった感じです。
もう少し近いルートもありますが、せっかくなのであわら温泉街などを少し寄り道しながら向かいます。

とりあえず内陸ルートを通って三国港駅へ。行きに通った海沿いルートと比べてこちらは街灯もあり、普通の街といった感じ。

午前2時ごろの三国港駅。

駅の向かいには市場もあります。

少し内陸に入るとお寺やリゾートホテルも。

真っ暗な東尋坊と比べるとかなり明るいです。人家の明かりって良いですね。

坂井西警察署。先ほどの電話ボックスに連絡先が書いてありました。

あとは国道305号線をひたすら進みます。

あわら温泉街が見えてきました。

時刻は午前3時。あわら温泉街に突入です。

反対側にはボートレース三国。

なかなかいい雰囲気の温泉街でした。いつか泊まってみたいです。

えちぜん鉄道の「あわら湯のまち」駅。あわら温泉の最寄り駅です。実はJRの芦原温泉駅は温泉街からだいぶ離れています。

ひたすら歩いて1時間、あわら市の中心部へ。

午前4時過ぎ、芦原温泉駅に到着です。

新幹線が開業してまだ2年弱ということでとてもきれいな駅です。

駅の反対側へ。連絡通路は24時間使えるようでした。

あとは近くのカーシェアで時間をつぶし、5時40分ごろの始発で金沢方面へ抜けました。
まとめ
以上、深夜の東尋坊訪問とJR芦原温泉駅までの深夜徒歩行軍の記録でした。
今回の旅を通じて思ったのは、東尋坊は日中に景色を楽しみに行くのが良い場所だということです。芦原温泉なども含め、東尋坊周辺はとても良い場所なのでぜひ訪れてみてください。
読んでくださってありがとうございました!


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