2024年1月に運航を開始したトキエア。
新潟に拠点を置く地域航空会社として注目を集める一方、運航開始が遅れたり、債務超過や給料未払いの問題があったりするなど、何かと話題になる航空会社です。
そんなトキエアの、名古屋(中部)→札幌(丘珠)便に搭乗してみました。果たしてトキエアはどんな航空会社なのか、機材やサービスはどうなのかなど、実際に乗った経験をもとに紹介していきます。
予約・購入
今回乗るのは名古屋(中部)→札幌(丘珠)便。新潟空港発着の路線が中心のトキエアにおいては異色の存在です。
航空券は公式サイトの6月限定タイムセールで購入。なんと全路線6,600円。中部国際空港の施設使用料440円を加えて、7,040円で購入できました。
公式サイトからの予約であれば、LCCと違って購入手数料などはなし。座席指定も可能。手荷物についても、20kg以内なら個数制限なく無料で預けることができます。
電話や空港カウンターで予約する場合は手数料がかかるものの、ネット上で予約するのであれば大手とほぼ同じ感覚で購入できます。
チェックイン~搭乗
当日はWEBあるいは空港カウンターでのチェックインが必要です。
私はWEBで実施。出発時刻の24時間前から35分前まで可能で、完了するとPDFの搭乗券が発行されます。

預ける荷物がなければ、カウンターに寄らずして直接保安検査に進むことが可能です。
私は荷物を預けるのでカウンターへ向かいます。中部国際空港の出発は第1ターミナル。

カウンターは向かって右の1番端。

スカイマークと同じP列です。トキエアのカウンターはこの奥。

空港でのチェックインや手荷物預けはこちらのカウンターで行います。締切は30分前です。
なお、トキエアは機体が小さいため機内に持ち込み可能な荷物のサイズも小さいです。カウンター入口で大きさを測ることができるので、収まらない場合は預けておきましょう。
私も念のためリュックを預けておきました。WEBチェックイン済みだったので搭乗券のバーコードを見せましたが、預ける荷物があるなら空港でのチェックインで良さそうです。
手続きが終わったら保安検査へ。保安検査場入り口ではバーコードをかざす等ではなく、搭乗券を提示するのみでした。
通過したら出発ゲートへ。

飛行機まではバスで移動するため、バスゲートになります。今回は104ゲート。

エスカレーターを降りて下の階へ。

バスロビーの様子はこんな感じ。
出発20分前頃から搭乗開始です。

ゲートでは搭乗券のバーコードをかざします。
通過したら目の前にいるバスへ。

バスは2台に分かれて乗車。1〜11列目座席の人が1台目、それ以外が2台目での移動でした。
5分ほどで飛行機へ。

なおこのバス、中央乗り前降りでした。1番前に立っていた私は期せずして機内へ1番乗り。
機内の様子
後ろの扉から乗り込みます。

機内の様子はこんな感じ。

シンプルでとてもきれいな機内です。

座席は4E。進行右側の窓側です。

シートピッチは74cm。

LCCと同じくらいらしいですが、正直そこまで窮屈さは感じませんでした。

ただし1つ注意点。窓側席には中央に座席を支える柱のようなものがあり、座席の下に荷物を置こうとすると邪魔になります。

リュック等は下に置けないと思ったほうが良いかもしれません。

座席ポケットには安全のしおりとエチケット袋。機内誌などはありませんでした。
座席からの景色はこちら。

プロペラの真横です。ちなみにこの機体は翼が窓の上についているので、どの座席であっても翼に邪魔されることなく景色を楽しむことができます。
離陸~着陸
2台目のバスが着いて準備が終わると、安全姿勢等の説明がスタート。この際、「頻繁に飛行機をご利用の方も必ずご覧ください」というひと言があったのは良いなと思いました。

定刻から5分ほど経った9時30分、滑走路へ向けて動き出します。

滑走路近くに留置されていたため、すぐに到着。

9時37分、南に向かって離陸です。

右手に三重県を臨みながら南下。

伊勢付近が見えてきたところで旋回し、

渥美半島を見ながら北東へ進路変更。


安城、豊田付近を通って進みます。

その後は残念ながら雲の上。

ただ、富士山は頭だけ見えました。
さて雲の上を飛んでいるわけですが、少し見ていただきたいのが下の画像。

はるか上に飛行機雲が見えます。実はトキエアはプロペラ機なので、ジェット機よりかなり低い高度を飛ぶらしいです。ということで晴れていればもっと景色を楽しめたはずなのですが…残念。
ちなみに飲み物の提供など機内サービスはありません。トキエアグッズの販売のみでした。
離陸してから1時間強が経過した10時50分頃、操縦席からアナウンス。
といった内容でした。
操縦席のみならず、全体としてアナウンスや対応はとても丁寧な印象を受けました。
さて、アナウンスの通り飛行機は雨雲の中へ。

機体が小さく軽いので風の影響を受けやすいのか、揺れるときはそこそこ揺れます。ジェット機では感じないような、風にあおられているような揺れを感じることも。
余談ですが、私がこれまで乗った飛行機の中で最も揺れたのは今回と似た機体の函館→丘珠便(HAC)でした。悪天候で終始揺れ続け、飛行機は多少揺れないと面白くないと思っている私ですら恐怖を感じた記憶があります。
11時頃にベルト着用サインが点灯し、消灯と点灯を繰り返しながら11時43分に着陸態勢へ。
雲を抜けるとそこはもう北海道。

登別付近です。右手に写っているのは倶多楽湖。

続いて支笏湖の横を通り、

南のほうから札幌市に入ります。

藻岩山の横を通り、

札幌市中心部を見ながら1度海のほうへ。
離着陸の際に札幌中心部を見られるのが丘珠空港の良いところです。

日本海付近で旋回し丘珠空港へ。

そのまま高度を下げ、

11時55分、丘珠空港に着陸です。

11時58分、定刻から8分遅れで駐機場に到着。
機内には「越後長岡のうた」が流されます。何か印象に残る曲でした笑
到着後
12時に降機開始。

最後に飛行機を降りましたが、12時4分には出られました。機体がコンパクトなので時間もかかりません。

日本海をイメージした紺色と、トキの羽のデザインがよく映えます。

ここからは歩いてターミナルへ。

といってもすぐです。雨の場合は傘が貸し出されます。
さてこの丘珠空港、建物に入るとすぐに荷物受け取り所があって爆速で出てきます。そしてそこを出るとすぐにバスに乗車可能。便利すぎます。
中心部まで行く場合は基本バス移動になりますが、地下鉄駅まで歩くこともできます。
まとめ
以上、トキエアの名古屋(中部)→札幌(丘珠)便を利用してみた結果でした。
セールを使えば値段は安く、機内はきれい。機内サービスがなかったり、シートピッチが少し狭かったりはするものの、手荷物預けは20kgまで無料で座席指定も可能とLCCという雰囲気でもありません。また様々な問題はありつつも、係の方の対応は非常に丁寧で、また使いたいなと感じるフライトでした。
札幌側の空港が中心部に近い丘珠というのも良いポイントです。札幌~名古屋間を移動する際には、ぜひ選択肢に入れてみてください。
なお、丘珠空港から名古屋へはFDAも就航しています。こちらは名古屋側でも中心部に近い小牧空港に着くため、とても便利です。
読んでくださってありがとうございました!



新潟~山形の県境付近を高度7000mで飛行中。この先雨雲に入りシートベルト着用サインが40分ほど点灯し続ける見込みなので化粧室の利用はお早めに。また上空の風が想定より弱いため、到着が5分ほど遅れる見込み。