せっかく北海道にいるので、スキーをしたい!
と思ったのですが、僕はぼっちなので、一緒に行く人がいない…
ということで、一人でスキーに行ってみることにしました。
スキーは複数人で行くもの、と思っていたので少し躊躇したのですが、結論から言うととても楽しかったです。
下手でも大丈夫?
なんとなく、スキーって友だちとワイワイしながら行くもの、というイメージがありますよね…
一人で滑っている人は、みんなとても上手な人だったりもします。
というわけで、一人スキーはそもそもハードルが高い上に、初心者となるとなおさら行きにくい感じがします。
しかし!
僕はスキーは数回しかしたことがなく、しかも5年ぶりくらいの初心者ですが、一人で行ってもけっこう楽しめました。
実際に行ってみた
訪れたのは、札幌藻岩山スキー場。何かのイベントをやっていて、ナイター16時~21時のリフト料金が安くなっていたので、行ってみることにしました。
ただスキー場へのバスが今年はコロナの影響で少なくなっていて、行くのがなかなか大変だったのですが、その話は飛ばすとして、ここではスキー場に着いてからの話をしたいと思います。
藻岩山スキー場はこんな感じの場所でした。
左手にあるのがロッジです。ここで着替えをしたりスキーをレンタルしたりできます。
早く滑りたいですが、まずは更衣室に行って着替えをします。
僕はスキーウェアだけは持っているので先に着替えましたが、持っていない人は先にレンタルのところに行ったら良いと思います。だいたいのスキー場には更衣室があると思うので、普段着で行っても大丈夫です。
車で行くのならスキーウェアを着ていったほうが楽でしょうが、さすがに公共交通機関で行くのにスキーウェアを着ていくのは恥ずかしいです…
そして着替えが終わったら、レンタルコーナーへ。
今回はスキーセット(スキー、ブーツ、ポール)をレンタルしました。16時から21時まで3,600円です。日中に比べるとナイターは安いのですが、それでもちょっと高いです。
ちなみにレンタルは、名前や住所などの必要事項、身長や足のサイズ、スキーの経験などを用紙に記入するくらいでOKです。後は係の人が自分に合うスキーやブーツを出してくれます。
無事に借りることができました。
この後はリフト券を買い、荷物をコインロッカーなどに預け、いざゲレンデへ、という感じですが、なんとレンタルの係の人が「今日は人も少ないので荷物を預かっておきましょうか?」と大変ありがたい提案をしてくださり、お言葉に甘えることにしました。本当に感謝です。
ちなみに財布とスマホ、カイロだけ出してウェアのポケットに入れておきました。これくらいは持っておいたほうが良いと思います。
ちょっと手を出しただけでも手が凍るので、写真とか撮りたいならカイロ必須です。
リフト券は16時~21時で1,400円。普段は2,000円ですが、イベントで安く購入できました。
だいたい準備は済んだので、いざゲレンデへ!
まずはスキーを履きます。小さい頃はこれだけで相当苦労した記憶があるのですが、簡単に履くことができて一安心。
さあ、これからどうしよう…という感じでしたが、
いきなりリフトに乗ります。
事前に「スキー練習の仕方」みたいなサイトを見ていっていて、そこには「歩く練習」「転ぶ練習」などいろいろとあったのですが、完全無視しましてしまいました。
ここが一人の弱いところなのですが、どう考えても一人で転ぶ練習などしていたら悲しいやばい人だと思われる気がして…
他人の目を気にしていてはだめですが、やはり少しは気になるものです…
というわけで、恥ずかしいのとまあ何年か前にやっていたから何とか滑れるか、という謎の自信とで、最初の練習をすっ飛ばしていきなり滑りに行ったわけです。
ただ、さすがに基本はしっかり押さえておいたほうがいいかもしれません。後から後悔する羽目になりました。
初めての場合は、スクールなどに入ったほうがよさそうです。一人の場合は特に…
リフトを降りて振り返ると、札幌の街が一望できました。まだ若干明るいですが、もう少ししたらきれいな夜景が見られそうです。
それは良いとして、これからスキーで滑って降りなければなりません。
リフトに乗っている間、ずっとゲレンデで滑っている人を見て勉強していたのですが、果たして滑れるか…
感想。
案外行けるやん。
普通に滑って降りてこられました。5年くらい前でも体が覚えているものなのでしょうか。
ただし正しい姿勢で滑れているかは疑問。
また、スクールが随所で開かれていたのですが、それの講師らしき人がこちらをじっと見てきていたので、だいぶ危ないやつ認定されていたかもしれません(笑)
やはり一度スクールに入ってみるほうが良かったかなと思います。他の人に迷惑をかける可能性もありますしね。
まあそんな感じではありましたが、その後も初級コースは一度も転ばずに何度も滑ることに成功しました。
そこで、次は別の初級コースである「観光道路コース」へ行ってみます。
リフトを二本乗り継いで、観光道路コースにやってきました。
ここはその名の通り、夏にはバスなどが走る観光道路になります。というわけで、相当勾配が緩いです。
さっきのところより緩くて、初心者の僕でも物足りないくらいでした。
しかし、このコースの最大の魅力はやはり夜景です。
札幌の夜景がとてもきれいに見えました。
ここは上級者コースの入り口から撮ったのですが、ここ以外でも木々の間から夜景を眺めることができました。
夜景を眺めながらのスキー、本当に最高でした。こんな体験ができるのは札幌くらいなものではないでしょうか。
ただ、コースの途中で立ち止まるのはさすがに危険なのでやめておきました。
このコースを何度か滑った後、
「なんだ余裕じゃん」と調子に乗った僕は、中級コースに行ってみることにしたのですが…
頂上に立ったとき、これまでのコースとは明らかに様子が違うことに気付きました。
傾斜がかなり急…
まあ当然なのですが、それにしても初級→上級くらい違う感じがしたのです。5分ほど呆然としていたのですが、歩く練習をしていなかったので引き返すこともできず、仕方なく滑り出しました。
しかしとんでもないスピードが出て、盛大に転びました。
しかも転ぶ練習もしていなかったのでものすごい転び方をし、スキーが取れてしまうという大事件に。
スキーは10mほど上に残されてしまい、取りに行こうとしても上ることができません。
途方に暮れると同時に、最初にしっかり練習しておけばよかった、調子に乗って中級コースなんか来なきゃよかった…などとかなり後悔しました。
さらに、一人なので誰も助けに来てくれません。本当に困ったと思っていると、なんととても上手な方が助けに来てくれました。
スキーを取ってくださっただけでなく、スキーを履く手助けまでしてくださいました。
本当に助かった…本当にありがとうございました。
その後も転びながらもなんとか降り切ることができました。本当にあのおじさんのおかげでした。
その後はこの反省を生かし、中級コースには一切足を踏み入れませんでした(笑)
初級コースで終了30分くらい前まで滑って、帰ることにしました。
レンタルしたスキーを返却し、服を着替え、スキー場を後にしました。
注意点
一人でもかなり楽しむことはできました。最初は「5時間なんて長いかな…」と思っていましたが、あっという間に過ぎました。
ただ、注意したほうがいい点もいくつか見つかったので、紹介したいと思います。
無理をしない
まずはこれです。
一人スキーでは、助けてくれる人はいません。
僕の場合は親切な方が助けてくださりましたが、いつもそのような人がいるとは限りません。絶対に無理はしないべきです。
人が多いところや、余裕をもって滑れるコースを選ぶなど、無知はしないようにしましょう。
基本的な練習をしっかりする
初心者の場合は、基本的な練習をしっかりしたほうが良いと感じました。
歩く練習、転ぶ練習などです。
一人で転ぶ練習をするなどは恥ずかしいかもしれませんが、いざという時に困ります。
しっかりと基本は知っておくべきだと思いました。
スクールに入るのがいいかも
初心者なら最初はスクールに入るのが1番かもしれません。
スクールなら周りの目を気にする必要もないし、何よりしっかりとスキーの基礎を学べるはずです。
何をするにしても専門の方に教えてもらうのが一番だと思うので、初めてならスクールに入るのがおすすめです。
少し高いので僕はためらってしまったのですが…
一人スキーに行こう!
一人スキーは寂しい感じもしますが、とても楽しかったです。
周りは友だちなどと来ている人が多いと思うので、少し寂しいと感じるかもしれませんが、そんなことは気にせず自分のペースで楽しみましょう!
興味があれば、ぜひ一人スキーに行ってみてください!
読んでくださってありがとうございました。