一人カラオケや一人映画など手軽なものから一人旅や一人焼肉などやや難易度の高そうなものまで、様々な一人〇〇がありますが、中でも「一人温泉」は難易度が高いほうな気がします。
銭湯や日帰り温泉に一人で行くのは普通だと感じますが、一人で温泉旅館に宿泊するとなるとハードルを感じてしまう方も多いのではないでしょうか。僕もそうでした。
ですが、なんとなく温泉に行きたいと思ったので、実際に大学生の男一人、温泉旅館に宿泊してみることにしました。この記事はその時の様子をまとめたものです。
「一人で温泉に行きたい、でも変と思われるかも…」と思っている方など、少しでも参考になればうれしいです。
湯の川温泉 湯元啄木亭
今回宿泊したのは函館・湯の川温泉の「湯元 啄木亭」。宿泊したのは12月初旬の平日でした。
湯の川温泉には多くの旅館がありますがなぜここにしたかというと、1人1室でもあまり追加料金などがなく、リーズナブルに泊まることができたためです。
さらに僕が泊まったときには「どうみん割」という、北海道民限定の宿泊割引が実施されており、1泊2食付きで10,000円が半額で5,000円と、かなりお安く宿泊させていただくことができました。
1人だとかなり値段が高くなってしまう宿が多いと思うので(それ自体は普通だと思うのですが)、とてもありがたかったです。
チェックイン
17時頃に到着し、チェックイン。
一人で温泉旅館に泊まるのは初めてだったので少し緊張しながらチェックインしましたが、普通に対応していただけました。
ただ「お一人様でご一泊でお間違いないですか」みたいな感じで確認された時には、少し「やっぱり変なのかなあ」と不安になったりもしましたが…(一人だからということではなく、普通の確認だと思いますが)。
部屋へ
さっそくお部屋へ。部屋はこのような感じでした。
10畳の和室で、複数人で利用するのと変わらない部屋です。果たしてこんなに広い部屋に一人で泊まらせていただいて良いのか、という感じでした。
一人だとものすごく広く感じます。ゴロゴロし放題です。
バイキングの夕食
部屋で少し休んだ後、さっそく夕食へ。
夕食の時間はチェックインの時に空いている時間から選べるような感じだったと思いますが、おなかが空いていたので早めの17時半頃を選択。
一人だったので配慮していただいたのか、それとも空いている場所的にこうなったのかは分かりませんが、端のほうの席に通していただいたので、周りの目もあまり気にならずゆっくりと食べることができました。
夕食はバイキング。どれも美味しそうなものばかりで、たらふくいただきました。
始めは「一人でバイキングって恥ずかしいかな…」と思っていましたが、途中から料理を選ぶ&食べることに夢中で全く気にならなくなりました。周りの方もたぶんそんな感じだと思うので、あまり気にする必要はなかったです。
複数人で来ていても料理を取りに行くときは一人、ということも多いでしょうしね。
お鍋やステーキなどもあり、どれも本当においしかったです。
デザートもセルフのソフトクリームなどいろいろあり、ついつい食べ過ぎてしまいました。
ちなみに周りの様子ですが、意外に一人の人もいました。3, 4人は見かけたでしょうか。
さすがに大学生くらいの人はいませんでしたが、30代くらいの女性の方やサラリーマン風の方など様々いらっしゃって、「一人で変だと思われているかも」という思いが薄くなりました。
こういう「一人は少数」という場所で一人の方を見かけると、なにか仲間意識のようなものを感じてうれしくなります(笑)
周辺を散策
ゆっくり1時間ほどかけて夕食をとり、部屋に戻ります。
このときエレベーターで一緒になったご夫婦に、どういう流れだったか忘れましたが「若い人が一人で珍しいね」みたいな感じで声をかけていだたきました。
別に「一人で変だね」みたいな冷たい感じではなくて単純に「一人で来てる人もいるんだ」みたいな感じで全く嫌ではなく、むしろ話しかけていただいてありがたかったくらいなのですが、やはり一人は珍しいのかもしれません。
部屋に戻ってさあいざ温泉、といきたいところですが、まだ19時前だったので、温泉に入る前に少しだけ周辺を散策してみることに。
「湯の川冬の灯り」というイルミネーションをやっており、美しい景色を楽しめました。
ところどころ湯気が上がっており、温泉気分が高まります。
路面電車がかなりぼけてしまいましたが、これはこれで良いかも。
ホテルの周辺を30分ほど散策し、戻ってきました。
次はいよいよ温泉です。
温泉へ
19時半ごろ、温泉へ。
さすがに温泉内を撮影するわけにはいかないので言葉だけで紹介しますが、とてもいい温泉でした。大浴場も広く、最上階にあるため景色も良かったです。ゆっくりと日頃の疲れをとることができました。
とても気持ちよくて、内湯と露天風呂を行ったり来たりしながら、1時間くらいも長風呂をしてしまいました。
温泉の様子を知りたい、という方は公式サイトをご覧になってみてください。
部屋でのんびり&就寝
部屋に戻ってからは、ふとんでごろごろしながらテレビを見たり、スマホをいじったり。のんびりと過ごしました。
そして22時ごろ、就寝。
さすがに電気を消すと少し寂しい感じはしましたが(笑)、すぐに眠ってしまいました。
朝風呂へ
翌朝は6時半ごろに起きて、朝風呂へ。
これは部屋からの景色ですが、ちょうど日が昇るころで、露天風呂からも美しい朝焼けを望むことができました。
また、露天風呂に入って来られた方が「おはようございます」と挨拶をしてくださったりして、とても気持ち良い気分になりました。
朝からすがすがしい気持ちになれて、朝風呂最高です。
バイキングの朝食
8時頃に朝食へ。これも確かチェックインの時に時間を決めたように思います。
ですがこの時、ちょっとした恥ずかしい出来事が。部屋からレストランにエレベーターで行ったのですが、レストランがある階ではなく途中の階で降りてしまい、もう一度エレベーターに引き返すことに。
かなりどうでもいい話ですが少し恥ずかしかったです。でも「降りるところ間違えました」と言ったら乗っていた皆さん笑ってくださいました。温泉旅館、皆さんのんびり過ごすことを求めて来られているからなのか、優しい方ばかりでした…
話が脱線しましたが元に戻って、レストランへ。
今回は隅の方というわけではなく、普通に真ん中あたりでしたが周囲に一人の方が数人おり、特に恥ずかしかったりということはなかったです。
朝食もおいしいものばかりで、またしてもたらふくいただきました。
チェックアウト
部屋に戻って身支度をして、9時ごろにチェックアウト。
とてものんびりと過ごすことができ、最高でした。
「一人温泉」も最高でしたし、「湯元 啄木亭」さんも最高でした。
「湯元 啄木亭」の公式サイトはこちら。
まとめ
ここまで一人で宿泊した時の様子をまとめてきましたが、率直な感想は「少し寂しいと感じることもあったけれど、かなり楽しめた」という感じでした。
食事の時など、少し周囲を見て寂しく感じてしまうことはありましたが、意外に一人の方もいたため、恥ずかしさなどを感じることはありませんでした。また、広い部屋に1人というのは最初は少し変な感じがしましたが、慣れると好きなようにのびのびと過ごすことができて、とても良かったです。
そして「一人は変なのか」ということについてですが、意外と一人の方もいらっしゃるし、あまり気になりませんでした。変ではないと思います。
ただ、もし他に一人の方が全くいなかったら浮いてしまうかもしれませんし、先にも書いたように「一人って珍しいね」みたいに声をかけられたりもしたので、少数派であることは確かかと思います。
口コミを見て一人で泊まっている方がいるか調べてみたり、一人用のプランがある宿を選んだりするなど、ある程度事前に調べて準備していくと恥ずかしさも薄れるかもしれません。
口コミについては、例えばじゃらんでは、赤枠で囲った部分で一人客かどうかを確認することができます。「一人旅」「出張」などと書いている人が多ければ、一人でも泊まりやすい可能性が高いです。
一人用のプランについては、各種予約サイトで「一人旅歓迎の宿」など、一人向けの宿をまとめていたりするので、これらから検索して探すのがおすすめです。
読んでくださってありがとうございました。