2021年9月、AIR DOひがし北海道フリーパスを使って札幌を起点に日帰り旅行を3回した。その1回目の旅行記。
札幌から帯広に行って豚丼を食べ、帯広市街を散策した後、新得~東鹿越間の根室本線不通区間の代行バスに乗車する。
緊急事態宣言中ではあったが、普段はぼっちなので一人で行動しており、誰とも話さずただ電車に乗って外を散歩するだけの旅行に大きなリスクがあるとも思えないので、行くことにした。もちろんマスクの着用などの対策は徹底した。
特急「とかち1号」で帯広へ
札幌駅7時58分発の特急とかち1号に乗車し、帯広を目指す。朝の通勤時間帯で人も多く、なんとなく写真を撮るのがはばかられたので写真は車内のみ。
個人的にJR北海道の特急列車の中で最も乗り心地が良いと思う座席タイプだ。可動式枕があり、背もたれも高く周りの乗客の頭が見えることもない。
自由席の乗客は意外に多く、窓側が7割くらい埋まっていた。コロナ前を知らないので何とも言えないが、想像よりは多かった。
新札幌、南千歳と停車し、南千歳を過ぎると進行方向左手に新千歳空港周辺のレンタカー群が見える。これもコロナ後にしか通ったことがないので分からないが、コロナ前はもっと多くの車が出払っていたのだろうか。
レンタカー群を過ぎると、北海道らしい平原が広がる。新千歳空港に降り立ってこの景色を眺めた人々は、「北海道に来たなあ」という感想を抱くのだろう。
この先は徐々に山の中に入っていくが、寝てしまったので気づいたらトマムを過ぎていた。
トンネルを抜け、十勝平野に向けて下っていく。
畑が広がる十勝平野を進み、建物が増えて高架になると、帯広に到着する。
帯広名物「豚丼」を食す
帯広駅の南側に出る。とてもきれいで立派な駅だ。
2時間ほど時間があるので、豚丼を食べに行く。目指すは駅から徒歩25分ほどの場所にある「ぶたいち」。駅から歩いて行け、口コミが良く、値段も手ごろということで選んだ。
歩いていて気付いたが、帯広の住所表示は「西〇南〇」という表示になっている。札幌は「南〇西〇」と南が先に来るので違和感があった。
基準となる大通が札幌は東西に、帯広は南北に広がっているためこのようになっているのだろうか。
暑い中を25分ほど歩いて、目指すぶたいちに着いた。
入口でなか卯にそっくりな食券機で食券を購入し、カウンター席に着く。11時開店で11時10分ごろに着いたので、人は少なかった。
ただ、すぐにテイクアウトのお客さんが続々とやってきたので、地元でもかなりの人気を誇っているに違いない。期待が高まる。
15分くらい待って、注文した「ミックス豚丼」が到着。ロース肉とバラ肉が大量に乗っていておいしそう!
仕上げ用のタレはお好みでかけていただく。
肉は分厚く食べ応えがあり、少し辛めが強い感じの甘辛タレでごはんも進む。とてもおいしく、ものの15分で完食した。
前に帯広駅構内の売店で買った豚丼はかなり甘かった記憶があり、「豚丼は甘いもの」という認識を持っていたので想像より少し辛く感じたが、とてもおいしかった。駅から2, 30分歩いてくる価値は大いにある。
ごちそうさまでした。また来たい!
緑ヶ丘公園を散策
まだ列車まで時間があるので、次はおびひろ動物園もある市内の大きめの公園、緑ヶ丘公園を目指すことにした。
公園に向かう途中の道路。花が鮮やかに咲いていてとてもきれい。
「ぶたいち」から歩いて20分ほどで緑ヶ丘公園に到着。目に入ってきたのはサッカーコート2面くらいは作れそうな大きな芝生広場。
平日の昼間なので遊んでいる人はいなかったが、中心部にこんなに広い広場があるなんてうらやましすぎる…
広場の奥には長い長いベンチが。400mもの長さがあるようで、ギネス世界記録にもなったそう。
ギネス記録証明書もあった。
ウォーキング・ジョギングコースやパークゴルフ場などもあり、散歩やパークゴルフを楽しむ人、400mベンチに座ってのんびりしている人など、様々な人で賑わっていた。
噴水広場があったり、
オシドリ?がくつろいでいたり、
立派なステージまであったり。
とても立派な公園だった。
北海道の公園は総じてレベルが高いので、観光ついでに時間があれば近くの公園に行ってみるのもおすすめ。
ちなみにこの緑ヶ丘公園、今回僕が散策したエリアは敷地の半分ほどだけ。どれだけ広いんだ…
帯広駅からまっすぐ続いている公園大通を歩いて、帯広駅に戻る。
2時間だけの帯広散策だったが、なかなか楽しめた。
まだ列車まで20分ほどあったので、駅の中の観光案内所へ。
ここには2019年のNHK朝ドラ「なつぞら」に関するものがおかれている。
もうこれも2年前か…時がたつのは早い。
時間が近づいてきたのでホームに上がり、12時57分発の特急おおぞら6号で一駅、新得へ。
40分ほどで到着。
ここからは根室本線代行バスに乗車する予定。それは次回で。
読んでくださってありがとうございました。