2021年9月、AIR DOひがし北海道フリーパスを使って札幌を起点に日帰り旅行を3回した。 その2回目の旅行記。
札幌から日帰りで網走・女満別・北見方面を散策する。
ちなみにさらっと言っているが、札幌から網走までは特急列車で片道5時間以上、距離にしておよそ350㎞。だいたい東京~名古屋くらいの距離はある。
普通なら宿泊を考えるような距離だが、僕は過去に日帰り稚内、日帰り函館などもやっているとんでもないバカなので、当然のように日帰り旅行を敢行する。
1回目の旅行記はこちら。
網走へ
朝の札幌駅。6時56分発の特急オホーツク1号に乗車し、網走を目指す。
日曜日だが自由席の乗客は10人ほど。去年のこの時期は12,000円で道内のJRが乗り放題という破格のきっぷが発売されており、乗客はそれなりにいたのだが、今は緊急事態宣言の影響もあってかひどい状況になっているようだ。
途中旭川で多くの乗客が入れ替わり、車掌も変わる。旭川を出てから案内があったが、「えー」を多発する特徴的な車掌さんだった。
旭川を出て層雲峡への入口、上川を過ぎると、列車は深い山の中へ分け入っていく。山を抜けると遠軽。ここで進行方向が変わる。
乗客は自分で座席の向きを変えるが、ガラガラなので向かいの席の方向は変えず、向かい合わせにしてみた。ただやってみたかっただけで、乗り心地が良い訳ではない。むしろ多少の居心地の悪さを感じる。
オホーツク地方の中心都市北見を過ぎ、左手に網走湖が見えると、終点の網走に到着する。
これまたさらっと書いているが、到着したのは12時20分頃。札幌から5時間半ほどかかっている。さすがにずっと起きていることはできず、というかほとんど寝てしまっていたので書けることが少なかったのだ…
網走市街を散策
網走は人口3万ほどの小さな市。昔は網走はとても大きな町だと思っていたので、初めて来たときは拍子抜けしたものだ。
とりあえず網走には来たものの、行く当てもないのでひとまず市内をぶらぶらしてみる。
市内を流れる網走川。途中の車窓から見える網走湖から流れてきている。
橋を渡るとあった交流センターと図書館。小さな町だが立派な施設だ。
網走川の上流側。川沿いはホテルなどが多い。
川を渡ったりしながら30分ほど歩くと、道の駅に到着。
ここではレンタサイクルを借りることができ、実際に去年は、レンタサイクルで真っ赤なサンゴ草が広がる能取湖まで行った。
サンゴ草は今年もちょうど今が見頃のはずだが、さすがに緊急事態宣言中、「レンタサイクル」と書かれた観光客丸出しの自転車で走るのは気が引けるので、やめておくことにする。
というわけで、次の列車まで2時間ほど、市内を散策する。
道の駅から見た網走のシンボル(と勝手に思っている)、帽子岩。つばのついた帽子のように見える。
道の駅を後にし再び川を渡ると、「史跡 モヨロ貝塚」の看板が。行ってみようとしたが…
宣言のおかげで休館中…
まあそりゃそうか、という感じではあるが。こういう時は大人しく散歩しておくのが一番のようだ。
貝塚から海に向かって歩くと、砂浜に出た。
少し天気が悪いが、先ほどの帽子岩の後ろに知床連山がうっすらと見えている。
砂浜には海鳥がたくさんいた。たくさんの海鳥に帽子岩、背景の知床連山。なかなかいい景色だ。
また橋を渡って、中心街のほうに向かう。
小さな商店街。ただ、ほとんどシャッター通りと化していた。これはコロナのせいか、ただ単に衰退しているだけなのか…
それでも、立派な美術館や市民会館もあった。商店街は廃れていても、公共施設はきれいで立派な施設が多い。
2時間ほどの網走市内散策を終えて網走駅に戻り、次なる目的地、女満別にあるフォトスポット「メルヘンの丘」を目指す。それは次回で。
読んでくださってありがとうございました。