一面の雪景色!絶景の冬の美瑛へ一人旅(1)

旅行記

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2021年2月上旬、JR北海道のお得なきっぷ「一日散歩きっぷ」を使って、冬の美瑛へ一人旅に行ってきました。その時の記録です。

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早朝の札幌駅からスタート

札幌駅

時刻は朝5時55分。早朝の札幌駅から旅を始めます。

現在札幌駅は北海道新幹線札幌延伸に向け絶賛工事中で、北口はビニールシートで覆われていました。

券売機で一日散歩きっぷを購入し、6時ちょうど発の普通列車旭川行きに乗車します。この列車は旭川方面の始発列車。朝一は人も少なくてぼっちには最高、しかも朝早くから動くことで一日が長くなるので、旅は始発からと決めているのです。

しかし、少し家を出るのが遅くなってしまったので、改札を抜けたのは発車3分前。

写真を撮る暇もなく、すぐに列車に乗り込みます。いや、頑張れば撮れたかもしれませんが、ぎりぎりで乗り込むのも駅員さんや他のお客さんからしたら迷惑だと思うので…
おまけにこのご時世で旅行なんか行くのか、と思う人もいるかもしれません。

札幌~旭川間は電化されているのですが、この始発列車はなぜかディーゼル車です。しかし、ディーゼル車に乗ると旅に出るんだな、という感じがするので、これは良いなと思っています。

札幌近郊の住宅街を抜け、空が明るくなり家が少ない区間も出てきたころ、岩見沢に到着です。ここで一度途中下車します。

積雪140cm!の岩見沢で途中下車

岩見沢駅の外観です。とてもきれいな駅でした。

なぜ岩見沢で途中下車したかというと、1m越えの積雪というのを体験してみたかったからです。今年岩見沢は大雪に見舞われており、この5日後くらいには積雪が観測史上2位の195cmに達したというほどです。この日の積雪は140cmくらいでしたが、それでも50cm前後の札幌からしたらとんでもない量です。

駅前からすごいことになっていまして、バス停がほぼほぼ埋まっています。歩道、車道はしっかり除雪されているのですが、その除雪した雪が積み重なって、歩道と車道との間に高い壁ができていました。

もう歩道から車道が完全に見えないんですよね(笑) 本当にすごい雪です。これで140cmなら、195cmなど本当に大変なことになったのだろうなと思います…

雪でダイヤが乱れる…

30分ほど岩見沢を散策した後、駅に戻り、7時32分発の普通滝川行きに乗り込みます。今度は気動車ではなく電車です。

車内は転換クロスシートで快適です。岩見沢までの札幌近郊区間ではロングシートの車両が多いのですが、岩見沢より先はクロスシートの車両が多いように思います。

乗客は数名といった感じ。岩見沢を出発して少しすると、家も少なくなり、一面の雪景色という北海道らしい景色が広がってきます。

列車の窓越しに撮っているので、少し写真が汚いのは勘弁してください(笑)

列車に揺られ、雪景色を眺める…至福の時間です。大学の勉強やコロナのために、半年くらい旅行から遠ざかっていましたが、やはり旅は良いものだと改めて実感しました。


などと思っていたのですが、岩見沢から数駅行ったところで、大雪の影響でポイントの切り替えができず、復旧するまで停車するというアナウンスが。外を見るとかなり雪が降っていました。JR北海道も大変だなあなどと思いながら待っていると、10分ほどで運転再開しました。

その後も同じようなことが続きどんどん遅れが大きくなっていきながらも、砂川駅に到着しました。しかしここで大問題が発生します。前を走っている普通列車が、滝川駅の手前で動けなくなっているというのです。今まではポイントの切り替えができない、という理由だったので、これはかなり時間がかかりそうだぞと思っていると…

案の定、運転再開にはかなりの時間を要しそうだとのアナウンスが。さらに、列車内ではなく、駅の待合室で待っていても良いということでした。これは困ったことになったと思いながら、とりあえずホームに出て写真撮影。

かなり雪が降っているのが分かるかと思います。また、積雪も多く、駅名標もかなり埋まっていました。

外はなかなか寒いので、写真を撮った後はすぐに列車内に戻り、本を読んで運転再開を待ちます。読んでいた本がこれです。

川端康成の「雪国」。まさにここで読むのにぴったりです(笑)

これを読んで時間をつぶしていたのですが、一向に運転再開する気配がありません。すでに砂川駅に着いてから1時間以上経っています。

滝川はそんなに大変なことになっているのかと思って天気を調べてみると、滝川の積雪は24時間で20cmほど増え、126cmとなっていました。朝、家を出る前に滝川の積雪が120cmほどになっていて、「滝川ってこんなに雪積もってたっけ…?」と違和感を感じたのですが、それは間違っていなかったようです。

そんなこんなしていると、次の滝川から乗る予定の列車の出発時間が迫ってきました。さすがにそっちも遅延するだろうと思ったのですが、なぜかJR北海道の運行情報には一切記載なし。これは間に合わないのか、などと思いながら、とりあえず待っていると、砂川駅に着いてから1時間半ほど、10時前になってやっと運転再開です。


10分ほどで滝川駅に到着。結局、2時間ほど遅れての到着となりました。なかなか疲れました…まあ雪国もだいぶ読み進んだのでよしとします(笑)

そして、とりあえず改札を出ようとすると、次に乗る予定の富良野方面行きの列車が止まっていました。よかった、と思いながら案内を聞くと、なんと運転士がまだ到着していないので、運転士が来たら出発するとのこと。こんなこともあるんですね…(笑)

ということで時間ができたので、少し駅の外に出てみます。

駅前です。ここもなかなかの積雪でした。

駅前の信号機です。え、信号ついてない、停電してるのか?などと思ったのですが、よく見ると青の部分が雪で隠れてしまっています。

これは初めて見ました。事故など起こったりしないのでしょうか…?
まあ赤信号が見えないよりはましなのかもしれませんが。

駐輪場も雪で埋まっていました。屋根に迫るほどの積雪です。

しかし如何せん寒く、写真を撮るために手を出すと手が凍ってしまうので、駅の待合室に戻って待つことにしました。

30分ほど待った11時頃、運転士さんが到着したとのアナウンスが。札幌駅8時半発の特急列車が遅れて着いた直後にアナウンスがあったので、おそらくこれに乗っていたのでしょう。定刻なら今から乗る列車の出発15分前に着くので、時間的にもぴったりです。

富良野・美瑛へ

定刻から1時間半ほど遅れて、11時過ぎに出発です。この列車は本当は東鹿越行きだったのですが、途中の富良野行きに変更になりました。途中で運転士さんが富良野より先に行くつもりだったか聞いて回っていて、二人組がそのつもりだったとのこと。これはどうなるのでしょうか…

札幌から滝川までは、石狩川沿いの平地を進んでいたのですが、ここからは一転、山の中に入っていきます。

このような景色の中を進み、最後に長いトンネルを抜けると、富良野に到着です。

富良野もかなり雪が降っていました。これは美瑛に行っても天気が悪く景色は期待できないか…

ちなみにこの先に行く予定だった二人組は、駅員さんに誘導されタクシーに乗車して去っていきました。JR北海道が手配したのでしょうか。これは僕も先に行くと言っておけばタクシーに乗れたのかもしれない、それはそれで面白かったかも…

富良野駅で15分ほど待ち、旭川行きに乗車します。もうこの辺りになると遅れまくってどれくらい遅れているのかなどは気にならなくなってきました(笑)
まあもともとそんなに計画をしっかり立てるタイプでもないので、問題はないのですが(笑)

30分ほど乗車して、午後1時ごろ、やっと美瑛駅に到着です。

ここからが今回の本番、美瑛なのですが、着くまでにいろいろなことがありすぎてかなり長くなってしまいました。続きは次回にします。

読んでくださってありがとうございました。

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