翼の上の座席から景色はどれくらい見える?実際に乗ってみた

飛行機からの景色旅行記

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窓から見える景色は、飛行機に乗るときの楽しみの一つ。

というわけで、窓側の座席を指定しようとシートマップを開いてみると、翼の上しか空いていない…

このような経験をしたことのある人は多いのではないでしょうか。

ANAやJALなどのように座席指定が無料なら、「まあ翼の上でも多少は景色見えるよね…」と妥協して翼の上を指定するのもありかもしれませんが、座席指定が有料のLCCともなると「お金払って翼の上…景色見えなかったら最悪だし…」なんてことを考えてしまうかも。

というわけでこの記事では、実際に翼の上の席に座ったときの経験をもとに、「翼の上の座席から景色はどれくらい見えるのか」について紹介していきます。

今回紹介するのは、LCCなどでよく使われているエアバスA320からの景色です。機材によっては見え方が変わると思うので参考までに。

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乗った飛行機

乗った飛行機はジェットスターの新千歳発成田行き、機材はエアバスA320。

ジェットスターの飛行機の画像

そして問題の座席は14F

ジェットスター公式サイトより
https://www.jetstar.com/jp/ja/flights/seats

これがジェットスターの座席表です。白いところが翼。

そして僕の座席14Fは、青い丸で囲ったところ。翼のど真ん中です。

この時は前日に予約したので席がかなり埋まっており、窓側で空いているのは翼の上しかなかったので翼の上の席になりました。

ちなみに指定料金600円ほど。これで景色が見えなかったら泣きますが、果たしてどれくらい見えるのか…?

翼の上の席からの景色

ここからは実際に乗ったときの写真を紹介していきます。

まずは離陸前。

思いっきり翼のど真ん中です。ただ、周りの飛行機や空港の建物などは見えています。

滑走路へ向けて移動中。

翼がそこまで大きくないのもあってか、案外よく見えます。

離陸直後。真下は見えないものの、前や後ろ、そして遠くのほうは見えています。

苫小牧の市街地(右下)や室蘭方面の海岸線(左上)もしっかりと見えます。

太平洋に出ました。うっすらとで分かりにくいですが右側に室蘭。

拡大したら少し分かりやすいかも?

右に旋回してくれると、下の景色が少し見やすくなります。

あいにくこの時は海の上でしたが…

かなり飛んで、三沢あたり。

翼の左側に湖(おそらく十和田湖)が見えます。こういう時に、湖の周りの景色までしっかりと見えたら「周りがこんな感じだからここは十和田湖かな」などと何となく分かったりするのですが、翼のおかげでそれができません。

ただ、翼の上ならではの景色も。

この写真、翼を境に一面の雲(左側)と雲が少ないところ(右側)にくっきりと別れています。これは翼の上でないと撮れないでしょう。

この先は雲の中。

残念ながら雲が多くて地上の景色が見えない時でも、翼がアクセントになっていい感じの景色に。

そして着陸態勢に入るわけですが、ここから翼の上だからこそ楽しめる光景が。

それは、着陸時の翼の操作です。

まずはパカパカなっている板のようなもの(スポイラーというそうです)が少し立ち上がりました。これはブレーキのような役割をするそうです。

続いて「ウィーン」という音とともにフラップ(右側のあたり)が出てきます。

上の写真と比べると分かりやすいかもしれません。

何段階かに分けて出てきていました。上の写真と比べると、さらにせり出して来ていることが分かるかと思います。

そして着陸時。

着陸。

真下の様子が見えないので、地面に着く瞬間などは分かりませんでした。衝撃が来て初めて「着陸したんだ」と分かる感じ。

ここでもスポイラーが立っているのはよく分かります。

駐機場に到着。スポイラーもフラップも元に戻っています。


以上、翼の上の座席からの景色でした。

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翼の上の座席 良かった点と悪かった点

続いて、実際に乗ってみて分かった、翼の上の座席の良かった点と悪かった点をまとめていきます。

良かった点

良かった点は、

  • 翼の前後、遠くの景色は普通に見える。
  • 写真を撮るときに翼がアクセントになる。
  • 翼の操作が見られる。

といった点です。

景色については、翼しか見えないなどということはなく、真下以外の景色はある程度楽しむことができました。

そして翼の上の最大の特徴は3点目。電車などなら運転の様子を見ることができますが、飛行機の場合はどのように操縦しているのか全く分からないので、操縦の一端を見られたのはとても面白かったです。

悪かった点

対して悪かった点は、

  • 真下の景色が見えない。
  • アクセントにはなるが、写真が撮りにくい。

といった点です。

やはり真下の景色が見えないのはなかなか辛いところがありました。例えば、「現在仙台上空を飛行中です」というアナウンスがあっても、真下が見えないので見えている景色はちょっと先や手前だったりするわけです。

そんな感じで、今飛んでいる位置を掴むのが難しい。見たかった景色を見逃してしまうこともあるかもしれません。

また、十和田湖の写真を見てもらえば分かるかと思いますが、下の景色を撮ろうとすると翼が非常に邪魔

まあ当たり前といえば当たり前ですし、雲の上などだとアクセントになったりもするので難しいところです。

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まとめ

結論ですが、翼の上の座席からの景色は、「完璧には見えないが、ある程度は楽しめる」という感じでした。

真下が見えないのはかなり痛いですが、前後や遠くの景色は見ることができ、着陸時には翼の操作の様子も楽しめます。ANAやJALなどで、窓側がほとんど埋まっているけれど翼の上なら空いている、という時には指定してみるのがおすすめです。

ただ、LCCで有料で指定するとなるとちょっと微妙。僕なら指定すると思いますが、ここは個人の感覚によると思います。

今回紹介した写真なども参考にして、考えてみてください。どうしても景色が見たい、という場合なら翼の上でも損はないと思います。

この時の搭乗記はこちら。

読んでくださってありがとうございました。

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